皆さま こんにちは。今年度から日本集団精神療法学会の理事長をお引き受けすることになりました武井麻子です。
本学会の前身である「集団精神療法研究会」が生まれたのは、1979年のことです。それからすでに30年以上が経過していることになります。その後、1983年に「日本集団精神療法学会」が発足し、翌1984年1月に第1回の大会が開催されました。いずれも海外から著名な集団精神療法家の来日を機に、日本でも専門家が集って互いに研究・研鑽を積んでいこうという機運が盛り上がっての動きでした。中でも、1981年と83年の2回にわたって行われたサイコドラマのザーカ・モレノ女史の講習会は、研究会から学会へと発展する大きなきっかけとなりました。
本学会の初代会長は、戦後の日本でいち早く集団精神療法に関心を寄せられ、米国にも研修に行かれた国立精神衛生研究所所長(当時)の加藤正明先生、副会長は心理劇の松村康平先生でした。その他にも、サイコドラマの増野肇先生、治療共同体の鈴木純一先生、Social Skills Training(SST)の宮内勝先生や前田ケイ先生などのほか、中井久夫先生も理事に名を連ねておられました。その当時はまだ、「集団精神療法って何?」という雰囲気が一般的でしたが、今では世界的にも、治療やリハビリテーション、あるいは教育の場でグループの視点や方法はなくてはならないものとなっています。
本学会は、集団精神療法をうたっていますが、治療のための集団(グループ)に限らず、成長や回復を援助するさまざまな場面でグループの発想(グループ・マインド)を生かすことができるように、探求していきたいと考えています。ですから、学会員の職種も医師、臨床心理士に限らず、看護師、保健師、ソーシャルワーカー、作業療法士、理学療法士などなど、多岐にわたります。かくいう私も看護教育に携わる教員で、今は臨床の場でグループとかかわることはほとんどありません。
ですが、グループ・マインドというものは、個人の治療や成長、回復を支える力、リジリエンスを強化するものですが、同時に、家族、職場、学校、組織から地域社会にいたるまで、人々が生活する中で日々かかわりあっている人間関係についての理解を助け、より健康なものにしていくための知恵を育みます。
皆さまがこの学会という場での体験を、それぞれの人生に生かしていかれますよう、私も微力ながら尽力していきたいと思います。どうぞ、ご協力のほどお願い申し上げます。
武井 麻子
理事長 | 武井 麻子 | 副理事長 | 田辺 等 | ||
理事 | 岡島 美朗 | 梶本 浩史 | 古賀恵里子 | 白 柿 綾 | |
神宮 京子 | 菅 武 史 | 関 百合 | 高 橋 馨 | ||
多喜田恵子 | 藤堂 宗継 | 西村 馨 | 野村 学 | ||
樋掛 忠彦 | 針生 江美 | ||||
監事 | 髙林 健示 | 藤 信子 | |||
事務局 | 事務局長 | 梶本 浩史 | |||
高 橋 馨 | |||||
会 計 | 多喜田恵子 | ||||
編集委員会 | 委員長 | 西村 馨 | 副委員長 | 関 百合 | |
梶本 浩史 | 菊地 寿奈美 | 柴田 応介 | 神宮 京子 | ||
藤堂 宗継 | 林 公輔 | 袰岩 秀章 | 松本 佳子 | ||
水野 高昌 | 吉野比呂子 | 渡部 京太 | |||
事務局 | 那須 里絵 | ||||
教育研修 委員会 |
委員長 | 岡島 美朗 | 副委員長 | 菅 武史 | |
地区委員 | 田辺 等 | 稲村 茂 | 髙林 健示 | 田中 怜子 | |
樋掛 忠彦 | 式守 晴子 | 古賀恵里子 | 権 成鉉 | ||
白 柿 綾 | 野村 学 | ||||
職域委員 | 卜部 裕介 | 岡崎 翼 | 岡本 利子 | 片岡 圭美 | |
加藤 隆弘 | 加藤 祐介 | 鎌田明日香 | 川口 玲華 | ||
佐藤 裕宗 | 寳田 穂 | 二之宮正人 | 林 公輔 | ||
藤澤 希美 | 藤巻加奈子 | 藤巻 純 | 堀井 湖浪 | ||
水野 高昌 | 吉川 真衣 | ||||
事務局 | 田口明子 | ||||
広報委員会 | 委員長 | 野村 学 | |||
神宮 京子 | 菅 武史 | ||||
国際委員会 | 委員長 | 関 百合 | |||
西村 馨 | 前 田 潤 | ||||
渉外委員会 | 委員長 | 高 橋 馨 | |||
田辺 等 | |||||
組織委員会 | 委員長 | 古賀恵里子 | 副委員長 | 針生江美 | |
倫理委員会 | 委員長 | 樋掛 忠彦 | |||
白 柿 綾 | |||||
相互支援 委員会 |
委員長 | 針生 江美 | |||
髙林 健示 | 藤 信子 | 安部 康代 | 長友 敦子 | ||
藤澤 美穂 | |||||
研究倫理 ワーキング グループ |
倫理委員会 | 樋掛 忠彦 | 白 柿 綾 | 岡島 美朗 | 高 橋 馨 |
袰岩 秀章 | |||||
デジタル 広報活性化 ワーキング グループ |
広報委員会 | 菅 武史 | 太田 裕一 | 加藤 祐介 | 鎌田明日香 |
中里 容子 | 野中 稔 | ||||
学術大会企画 運営マニュアル ワーキング グループ |
組織委員会 | 古賀恵里子 | 針生江美 | 荻本 快 | 川合 裕子 |
多喜田恵子 | 西村 馨 | ||||
渉外活動 ワーキング グループ |
渉外委員会 | 高 橋 馨 | 田辺 等 | 大橋 良枝 | 片岡 圭美 |
桜庭 拓郎 | 林 公輔 | ||||
代議員 (地区別) |
北海道地区 | 田 辺 等 | 東端 憲仁 | 横山 太範 | |
東北地区 | 稲 村 茂 | 針生 江美 | |||
関東地区 | 相田 信男 | 磯田雄二郎 | 岩淵智恵美 | 岡島 美朗 | |
梶本 浩史 | 柴田 応介 | 神宮 京子 | 関 百合 | ||
高 橋 馨 | 髙林 健示 | 武井 麻子 | 田中 怜子 | ||
藤堂 宗継 | 西村 馨 | 長谷川麻弓 | 袰岩 秀章 | ||
渡部 京太 | |||||
甲信越・北陸地区 | 樋掛 忠彦 | ||||
東海地区 | 式守 晴子 | 多喜田恵子 | |||
近畿地区 | 菊地寿奈美 | 岸 信之 | 古賀恵里子 | 藤 信子 | |
中国地区 | 権 成 鉉 | 菅 武 史 | |||
四国地区 | 白 柿 綾 | ||||
九州・沖縄地区 | 坂口 信貴 | 野 村 学 | 堀川 公平 |
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