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JAGP42

会員の皆さま

発表申し込み受付中です。近ごろでは集団精神療法/集団療法の広がりが様々な場面で見られ、多様なグループの臨床、グループ的な活動が行われています。今大会ではそうした実践の数々から触発し合い、学び合う、テーマセッションの充実を期待しております。グループを長く続けていらっしゃる方も、最近始められた方も、一緒になって日ごろの試みをぞんぶんに分かち合う場を創造してみませんか? 

申し込み〆切は10月14日(月・祭日)です。
詳細は大会ホームページ(https://jagp1983.com/?page_id=19412)の「発表申し込みメニュー」をご覧ください。
皆さまからのお申し込みを心よりお待ちしております。

また、大会のチラシが完成しました。大会テーマから連想されるイメージで、企画運営委員会広報チームの久保さん・斎藤さんがデザインしています。グループという営みのなつかしさ、生々しさ、新しさなど、様々なフィーリングが呼び起こされます。馬は、彼方からやってくる何かの道先案内なのでしょうか…。大会ホームページからダウンロードできますので、職場や協働されているネットワークの専門家の皆さまへ、集団精神療法/集団療法をお伝えするツールとしてぜひご活用ください。

日本集団精神療法学会 第42回学術大会
大会長 神宮京子
事務局長 松井朋美

2024年9月25日広報委員会

会員の皆様へ

暑い夏も終わり、秋の訪れを感じさせる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

このたび、ニュースレターは創刊から45年を迎え、40号となりました!
今回も会員の皆様のおかげで、ホットなニュース満載となっております。
どうぞ、お早目にご覧ください。

内容

・教育研修委員会より・・・秋の研修会案内(10/18申込締切)
             CGSミーティング(11/2)ご案内
             GPT新規認定者
             第41回学術大会プレコングレス報告
・第41回学術大会運営委員会より・・・大会長のあいさつ
・第42回学術大会運営委員会より・・・事務局からのメッセージ(発表申込10/14まで)
・国際委員会より・・・IAGP22回大会(札幌)のお知らせ
・渉外委員会より・・・「推薦申請書」ご存知ですか?
・倫理委員会より・・・倫理綱領の改定作業について
・組織委員会より・・・定款の改正と理事選挙について
・広報委員会より・・・新リレーコラム・創刊から45年!

(ニュースレターは学会公式ウェブサイトの会員ページからもご覧いただけます。)

日本集団精神療法学会 広報委員会

リレーコラム

学校現場におけるグループの立ち上げ

廣瀨真理

 スクールカウンセラー(以下SC)をしていると、相談室に複数人の生徒がまとまって来室して語り出し、殆ど自然発生的にグループが生まれることがあります。このように生徒達が持って来た“グループの種”をSCが一緒に育んだり見守ったりしながら、“図らずともグループが生まれる”というパターンを経験したSCは少なくないのではないでしょうか。一方で、今回のコラムのテーマである『グループの立ち上げ』を能動的に行うSCは少ないように感じます。年々相談件数が増えている中、SC自らグループの種を準備し、学校へ企画をプレゼンする等かなり能動的な働きかけが必要となるため、限られた勤務時間の中で実行に移すことが難しいことは容易に想像されます。

~それでもなぜ学校でグループを立ち上げたいのか~

 様々な葛藤がありましたが、それでも実行に移した理由は2つありました。1つ目は、個別のカウンセリングで定期的に不登校生徒達に会い続ける中で、「あの生徒とあの生徒が出会ったら、互いに得られるもの(SCとの2者関係では得られないもの)・学び・支え合い・成長がある」と思えたからです。また、情緒的に安定してきたけれど適応指導教室等には気が乗らない…という段階の生徒達にとって、次の一歩として踏み出しやすいとも考えました。2つ目はSCがグループを立ち上げる過程で、グループアプローチのエッセンスが校内全体にじわじわと浸透していくと良いなという期待があったからです。

~グループ初心者の脳内会議~

 前述の通り「グループを立ち上げたい!」というパッションがある反面、私の中で次のような脳内会議が繰り広げられていました。

 「グループの立ち上げをしたことがない私に、どの程度の技量があるのか?」

 「私の身の丈に合ったグループ運営ってどんなやり方?」

 「生徒にとって、グループに参加することのリスクとベネフィットは何?」

 「何らかのネガティブな事象が生じた場合、SCとしてどんなフォローが出来る?」

 「慎重に準備することは大切だけど、安心・安全・過保護にグループ運営しようとし過ぎることで参加者の体験の幅を狭め、それこそがネガティブな要因になる場合もあるのでは?」

 などなど…たくさん自問自答したり、ベテランSCに相談したりしました。自身の技量と向き合う中で、『学校でグループを立ち上げてもヨロシイ』という判定みたいなものを、いっそのこと誰かにして欲しいと思うこともありましたが、自分の技量を自分自身で真摯に見つめ、考え続ける時間は大切だったと感じます。そしてこの脳内会議の内容は、私が対応出来そうなグループの枠組みを考える際に大きく役立ちました。

~いざグループ企画を学校に提案~

 「せっかくなら企画を何とか通したい!」という感情が湧いてくるのが人のさが…。ですが、グループをすること自体は目的ではなく手段だと思い返し、「何のために私は学校の中でグループを立ち上げるのか?」と心の中で反芻しました。

 管理職から企画の承認を早々に得てしまうと、校内のいろいろな人の意見を取りこぼしてしまいそうな気がしたので、まずは出来るだけ率直な思いを言いやすい状況下で生徒や先生方の意見を聞くことから始めました。殆どは肯定的な反応でしたが、懸念点を伝えてくれた先生も居ました。例えば「悩みを持った不登校の生徒同士がグループで出会い、繋がることで、辛い気持ちを増幅し合ってしまうことはないだろうか」という趣旨の意見です。こうやって少し言いづらいことをアサーティブに伝えてくれることは有難く、グループ企画について再考しブラッシュアップする機会となりました。

 その後、校長先生に話を持っていき、感触が良かったため「実はもう企画書も作っていまして…」と直ぐさまプレゼンをして、校内の会議にかけて企画が通ったという流れでした。

~初心者の等身大の取り組み~

 もしかすると私の取り組みは慎重過ぎだったかもしれません。脳内会議の結果、グループへの参加条件をかなり厳しく設定したため、結局2人の生徒にしか声をかけられませんでした。企画書を作り、あらゆる先生に声をかけ、会議を通してグループの立ち上げをした訳ですが、最終的な私の最初の1歩はとてもとても小さいものでした。それでも、まずは無事にグループを立ち上げることが出来て、参加者のフィードバックが良かったことは嬉しかったですし、グループ企画を提案する過程でグループの持つ力を学校に発信する機会を得たことも良かったです。そして、校内にある通級指導教室でもグループ活動を導入出来ないかな?と話題に上がったことも嬉しい展開でした。

もし誰かに「グループの立ち上げって労力に見合っていたの?」と問われたら、「分からないけど、やって良かったのは確か!」と答えますね。

日本集団精神療法学会公式HPコラム 2024年9月

※PDFファイルで読む →学校現場におけるグループの立ち上げ

教育研修委員会

(一社) 日本集団精神療法学会

教育研修委員会

委員長 関 百合

拝啓 残暑の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、毎年行っております秋の研修会を、今年も下記の要領で開催いたします。

会員向け「体験グループコース」と「事例検討コース」、会員以外の方にもご参加いただける「入門コース」「SSTソーシャルスキルトレーニング・ワークショップ」をご用意いたしました。各コースの詳細については、下記をご参照ください。

尚、今回の研修会も対面のみの開催と致します。ご不便をおかけする方々もいらっしゃるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

  みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

     敬具

             記

日 時:2024年11月2日(土) 12:30 ~ 16:30   受付開始 12:00

11月3日(日)  9:15 ~ 16:05   ワークショップ受付開始 9:00

場 所:岩手産業会館 岩手県盛岡市大通1丁目2番1号

コース:全4コース

 コース日程内容対象
 ①体験グループ11/2・3日90分5セッション会員
 ②入門11/2・3日初日レクチャー・2日目体験会員・一般
 ③SST・ワークショップ11/3レクチャー・体験会員・一般
 ④事例検討11/2午後3時間会員
*初日のはじめと2日目のおわりに、その日の参加者全員による大グループ(30分)を行います。

③SSTワークショップの詳細

SST(再)入門 ~「ベラック方式」の理論と体験~

講師:佐藤幸江(東京海上日動メディカルサービス株式会社)

金山正恵(医療法人ディープインテンション リンクスメンタルクリニック)

SSTの中でもA.S.ベラックらによる方式は、その明確な構造によりSSTグループ導入時にも活用しやすく、さまざまな対象者に応用できる方法です。また、SSTの各技法には日々の臨床に活かせるエッセンスも多く含まれています。SSTに初めて触れる方、これまであまりなじみがなかった方、あらためて学び直したい方、多くの方のご参加をお待ちしています。

参加費:① 会員 10,000円

    ② 初日のみ 会員 5,000円  一般 6,000円  学生 4,000円

      両日参加 会員 10,000円  一般 12,000円  学生 8,000円

    ③ 会員 6,000円  一般 7,000円  学生 5,000円

    ④ 会員 6,000円  2日目ワークショップ参加 10,000円

定 員 :①20名 ②20名 ③30名 ④30名

申 込 : 9月17日(火)~10月18日(金) 先着順

体験グループコンダクター(会員)、事例提供(会員)、事例検討スーパーバイザー(GPT・SV)の

希望者は10月11日(金)まで

学会HP(https://jagp1983.com/?page_id=22838)のフォームよりお申込ください。

*参加費の入金が確認された時点で受付完了となります。

*ご入金後は、いかなる理由でも返金はいたしかねます。ご了承ください。

*プログラム詳細は、受付完了後、登録者にmailにて1週間前迄にお伝えします。

 (10/25迄に届かない場合は事務局にお問い合わせください。)

*コンダクター・講師等打ち合わせ 初日11/2(土)11時45分~12時15分

                 2日目11/3(日)8時30分~9時00分

*コンダクター・講師等レビュー 初日11/2(土)16時30分~16時55分

                 2日目11/3(日)16時15分~16時55分に行います。

〇注意事項

・申込をキャンセルされる場合は、必ず教育研修委員会事務局までご連絡ください。

・プログラム中は記録を取ります。学会研修委員会の記録として残すもので、他の目的に使うことはありません。ご了承下さい。

・各コース参加者に研修規定にしたがって参加証明書を発行いたします。

・プログラムへの遅刻、途中退席、早退などは、他の参加者に多大な影響を与えます。参加証明を発行しない場合もあります。ご注意ください。

以 上

【問合せ先】

日本集団精神療法学会教育研修委員会 事務局

〒160-0011  東京都新宿区若葉2-5-16-303 (株)ヒューマンリサーチ内

E-Mail:  kkik@jagp1983.com

リレーコラム

R6.9月より、リレーコラムをリニューアルします!

リレーコラムでは、これまで「集団精神療法の様々なかたち」をテーマに、アクションメソッド、メンタライゼーション、ダンスセラピー、SE、プレイセラピーについて、それぞれ現場でご活躍されている方々からご紹介いただきました。
いかがでしたでしょうか?

続きまして、R6.9月より、次回大会のテーマ「グループが生まれるとき」と連動して「グループの立ち上げ」をテーマに、新しいリレーコラムを実施することになりました。各領域で活躍されている方々に、集団精神療法だけにとどまらず、さまざまな新しい「グループの立ち上げ」について、体験談を執筆してもらいます。
グループを作ろうと思ったきっかけや、そのニーズや期待について、準備や開始に当たっての難しさや、その壁や落とし穴に、どのように向き合い乗り越えたのかなど、熱意や工夫、試行錯誤や失敗談を含めて、それぞれの現場の体験をシェアできればと考えました。ベテランの方々には当時を振り返るきっかけになるでしょうし、これから新しいグループを始めようと考えている方々には、参考や励ましになるのではないかと思います。

初回は広報委員のコラムからスタートする予定です。次のお声がかかりましたら、ぜひご協力をお願いいたします。
大会までの期間、どのようにバトンが繋がっていくのか楽しみです。

広報委員一同

相互支援グループ

会員の皆様

「災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ」は、東日本大震災を契機として始まった支援者支援のグループです。今回は年初の発災から9ヶ月の時点となる10月6日に、石川県での現地開催となりました。現在進行形で様々な状況が生起している中での開催となりますが、グループでの対話という営みを通して支援者を支援することはこのグループの存在理由であり、現地の会員のご協力を得て開催に漕ぎ着けることができました。

災害とその支援に関する体験は、自分の内でも人との間でもどうにも扱いづらいという性質を持っています。それをしっかりとした場の中でざっくばらんに対話する営みは、支援者それぞれが災害とその支援に向き合っていく支えとなります。これまでに災害や支援に関わった体験の有無は関係ありませんので、興味や関心がおありの方は、ぜひご参加ください。また非会員でそのような方をご存知であればご紹介ください。

「第11回災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ」

日時:2024年10月6日(日)13:00~16:15(受付12:30〜)

会場:石川県こころの健康センター(石川県金沢市鞍月東2丁目6番地)

内容:体験グループ90分×2セッション (途中15分の休憩)

コンダクター:相互支援委員

参加対象者: 保健、福祉、介護、医療、教育等の領域で働く専門職、

学生、大学院生で、災害とメンタルヘルス、その支援に関心のある方

参加費:3000円(学生・大学院生2000円)

定員:30名(事前申し込みとし、定員オーバーの場合は先着順となります)

申し込み締切:9月24日(火)

申し込みQRコード  

申し込み(問い合わせ):以下の事項をご記入の上、上記QRコード又は(sougoshien@jagp1983.com)にEメールでお申し込みください。エントリーの確認と共に振込先のご連絡をいたします。(①お名前②ご所属③職種④Eメールアドレス⑤当日に連絡がとれる電話番号⑥日本集団精神療法会員or非会員)

*研修会の内容について、守秘義務を遵守してください。

*セッションは録音し、集団精神療法をより有効に活用する研究に使用させていただく場合があります。発表に際しては、個人が特定されないようにいたします。あらかじめご了承ください。

*研修受講証明書(学会キャンディテイト対象)をご希望の方はお申し出下さい。

これから全国各地で開催される、災害とメンタルヘルスに関する各種研修会の予定

・KOBEグループ勉強会 主催(相互支援委員会 協力)

「災害とメンタルヘルスに関する集団精神療法」

日時:2024年12月1日(日)

日本集団精神療法学会相互支援委員会

委員長:安部康代  委員:高富栄、髙林健示、長友敦子、橋本明宏、針生江美、藤信子、藤澤美穂、山本創

メールアドレス sougoshien@jagp1983.com

国際委員会

性的児童虐待を受けた男性の治療に関する第一人者であるR. ガートナーが来日し、オンラインセミナーが開催されます。

R. ガートナーは、ニューヨークのウィリアム・アランソン・ホワイト研究所において講師、訓練分析家、スーパーヴァイザーを務める精神分析家で、心理的トラウマ研究センター長、同センター性的虐待プログラムの創設者です。これまでも、多数の著書を執筆され、講演会を行ってこられましたが、今回は、日本の臨床家および教育分野の専門家に向けて、集団精神療法の観点からお話をいただけるとのことです。貴重なこの機会に学びを深めてはいかがでしょうか? 詳しくはウェブページをご参照ください。

                                         (国際委員会 水上真理子)

<概要>
日 時  2024年8月31日(土) 13:00-15:00
会 場  オンライン(Zoomミーティング)

主 催  KIPP(京都精神分析心理療法研究所)

参加費  一般:5,000円
    大学院生:3,000円

対 象  臨床心理士、公認心理師、精神科医、関連専門領域の学生・大学院生。ならびに、医療・福祉・教育等の領域で性的被害を受けた方の支援に関心をお持ちの方。かつ、事例の守秘を守れる方。

申込方法 ウェブページ内参加申込フォームよりお申し込みください。

申込締切 2024年8月16日(日)

定 員  90名

ウェブページ https://www.kipp-u.co.jp/gartner/ 

JAGP42

/日本集団精神療法学会第42回学術大会は下記の通り開催されます。

日 時:2025年3月22日(土)、23日(日)

場 所:Gメッセ群馬(群馬県高崎市、https://www.g-messe-gunma.jp/

大会長:神宮京子(群馬病院)

テーマ:グループが生まれるとき The moment when a group emerges

大会ホームページ:https://jagp1983.com/?page_id=19412

42回目の学術大会を迎え、長年活動していた方々とお会いできなくなったり、また新しい顔ぶれとの出会いがあったりと、時の流れを実感します。私たちがグループを実践する環境、そして社会が目覚ましく変化する中で、それでもグループが生き続ける強さの源はなんなのか、グループを求める心の源泉はなんなのか、そんな問いから発して大会テーマを『グループが生まれるとき』といたしました。

開催概要の詳細は会員のみなさまへひと足先にお届けした第一報をご覧ください。こちらは大会ホームページから、どなたでもご覧いただけます。発表申し込みも開始しております。非会員の方で発表を希望される方は事前に入会手続きをする必要がありますので、併せてご確認ください。

本大会では市民公開講座など、広く地域社会にグループの可能性を紹介する企画もございます。参加者の皆さまと日ごろの実践を深く掘り下げ、経験者も新しい方も共にグループの創造の道を開く探求の大会としていきたいと願っております。どうぞ奮ってご参加ください。群馬県高崎市にてみなさまとお会いできるのを楽しみにしております。

日本集団精神療法学会第42回学術大会大会長 神宮京子

事務局長 松井朋美

倫理委員会

オンラインフォーラムのご案内  “学会と倫理について考える ―私たちの「倫理綱領」をつくり上げるために―”

(一社)日本集団精神療法学会では、現在、倫理委員会を中心に倫理綱領の改訂作業に取り組んでいます。この度、他学会での倫理に関する取り組みから学ぶ機会として、田代志門さん(東北大学大学院教授)をお招きして、上記のテーマでオンラインフォーラムを企画いたしました。

田代志門さんは社会学、生命倫理学がご専門ですが、(一社)日本社会学会の倫理委員会委員長として、2022年に発効された倫理綱領と倫理綱領にもとづく研究指針 (第2版)の作成に取り組まれました。ご著書には『みんなの研究倫理入門 臨床研究になぜこんな面倒な手続きが必要なのか』『臨床現場のもやもやを解きほぐす 緩和ケア×生命倫理×社会学』等があり、研究や臨床での実際的な場面をもとに、倫理の本質的意味に触れつつ、複数の見方を提示するとともに、現実的な対応策などについて軽妙な語り口で論じておられます。本学会では、第39回学術集会にて倫理委員会主催の研究倫理に関するワークショップにも講師としてお招きしています。

今回のフォーラムでは田代さんにお話しいただいた後、参加者とディスカッションの時間を持つ予定です。学会員だけでなく、非学会員の方々も参加できます。多くの方々のご参加をお待ちしています。

                                 記

日時2024年7月28日(日) 14:00~16:00

講師: 田代志門さん(東北大学大学院教授)

開催形式:オンライン(Zoom)

構成第1部 講演(60分)

    第2部 参加者とのディスカッション(50分)

*学会の記録としてレコーディングいたします。ご了承ください。

参加費:無料                                                                          

申込み方法:以下の事項を記入の上、メールにてお申し込み下さい。

  • 氏名 ②所属 ③職種 ④Zoomに入れるメールアドレス ⑤学会員/非学会員

*頂いた個人情報は本フォーラム以外には使用いたしません。

田代志門さん res田代志門さん resarchmapより転載

申込みメールアドレス:rinri@jagp1983.com

申し込み締め切り:7月14日正午まで (再延長は致しませんので、必ず期日までにお申し込み下さい。)

国際委員会

9月の川崎と札幌で、世界で活躍されているサイコドラマティストSue Danielさんのワークショップが開催されることになりました。どちらも通訳付きで、体験ワークショップとトレーニングの二部で構成されており、サイコドラマ初心者からベテランまでの幅広い学びの場になるようです。Sue Danielさんは、北海道では1997年から、関東圏では2016年から(コロナ禍の3年間は除く)ワークショップを開催されているとのことで、すでに馴染みの方もおられるかもしれませんね。また、Sueさんは2025年8月のIAGP札幌大会にも参加されるそうです。これを機に、さらに多くの方にご参加いただきたく思います。

(国際委員会 水上真理子)

Sue Daniel サイコドラマワークショップ in Kawasaki 2024

場所:神奈川県川崎市内(申込時に案内)

☆体験ワークショップ

日程:2024年9月15日(日)10:00-18:00

参加費:14,000円

定員:30名先着順(サイコドラマ初参加でもOK)

申込:こくちーずのフォームにて受付: https://kokc.jp/e/SueWS2024/

☆ディレクタートレーニング

日程:2024年9月16日(月・祝)10:00-18:00

参加費:16,000円

定員:15名先着順(ディレクターのテクニックを学ぶ・サイコドラマの経験3回以上)

申込:こくちーずのフォームにて受付: https://kokc.jp/e/SUETG2024/

お問合せ:事務局 高橋美紀 mktkhs2011@yahoo.co.jp

開催団体:S&Cサイコドラマ・ラボ 湘南サイコドラマ研究会

グループセラピーIN.K   東京サイコドラマ協会(協賛)

Sue Daniel サイコドラマワークショップ in Sapporo:通訳付

 日程:2024年9月21日(土)体験

    2024年9月22日(日)体験

    2024年9月23日(月)トレーニング

 場所:札幌医科大学

 参加費(予定):一般 17,000円/日

     札幌サイコドラマ研究会会員 15,000円/日

 定員: 25名/日

 受付開始、詳細と申し込み開始は7月上旬Webサイト(https://plaza.rakuten.co.jp/psychodrama/)に掲載

問合せ:事務局 藤井雅邦  sapporopsychodrama@gmail.com

主催:札幌サイコドラマ研究会

国際委員会

 国際集団精神療法・集団過程学会(IAGP)のホームページで、2025年8月20〜23日に札幌で開催される国際学会大会についてのお知らせがスタートしました。まだ、具体的にプログラムや参加費などの公表はされていませんが、大会テーマであるGroups and Global Crises : Challenges For People, Organizations, and Societiesを軸に魅力的な構成になっていくと思います。

 これまで、国際学会への興味があっても、海外まで旅行することを含めると、あまり気軽なものではなかった…そういった方もおられるかもしれません。これを機に日本国内にいながら国際学会に参加し、世界の実践家と交流したり、互いに日々の実践や意見を交換し合うのはいかがでしょう?あるいは、開催会場である札幌コンベンションセンターに世界の空気をちょっと感じに行って、その後は、晩夏の北海道の味覚を堪能しに街へ出掛ける…そんな気軽な参加も良いかもしれません。

 大会に参加するにあたって、IAGP非会員でも参加や発表は可能とのことです。ただ、1年間会員になって参加するのと参加費は(ほぼ)同じとのことですので、会員になってみるというも一案ですね。ちなみに、日本集団精神療法学会(JAGP)会員はもちろん、非会員も参加できます。

詳細および最新の情報はIAGPのホームページにてご確認いただけると幸いです。

IAGPホームページはこちら→https://iagp.com/

(国際委員会 水上真理子)

2024年9月25日リレーコラム

2024年7月16日相互支援グループ

 本年は能登の震災と共に始まりました。海外に目を向ければ、止むことなく戦禍が続いています。コロナ禍がそのことを露わにしたように、私たちが生きている平時の日常と災害という非日常は、異なる世界線上に在るのではなく、同じ2024年現在の世界の連続線上に在ります。

 災害やその支援に関する情緒的な体験は、無力感や罪悪感といった強い感情が生じたり、各々の立場や体験の差異が強く意識されてしまうため、自分自身の内でも、また他者との間ではなおさらに、扱うことが困難になりやすい性質を持っています。

「災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ」は、元は2011年の東日本大震災を契機として始まった、災害や支援の体験とそれを巡る感情について対話する場です。その営みを通して、各々の思考と情緒的な体験を深め、これまで、またこれから災害とその支援に向き合っていく援助者をしっかりと底支えしていきたいと考えています。

コロナ禍は減弱してきておりますが、全国さまざまな地域の方々が参加できるという利便性に鑑み、今回はオンライン開催としました。これまでに災害や支援に関わった体験の有無は関係ありませんので、興味や関心がお存りの方は、ぜひご参加ください。また非会員でそのような方をご存知であればご紹介ください。

「第10回災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ」

日時:2024年6月9日(日)13:00~16:00

内容:体験グループ85分×2セッション 途中10分の休憩

コンダクター:相互支援委員

使用予定のアプリケーション:Zoom

対象:日本集団精神療法学会員の方、以前に相互支援グループに参加歴のある非会員の方、日本集団精神療法学会会員から紹介を受けた非会員の方

定員:25名〈事前申し込みとし、定員オーバーの場合は先着順とさせていただきます〉

申し込み締切:5月26日(日)

申し込み(問い合わせ):以下の事項をご記入の上、sougoshien@jagp1983.comに送信してください。エントリーの確認と共に振込先のご連絡をいたします。(お名前・ご所属・職種・E-mail・日本集団精神療法学会の会員or非会員・相互支援グループに参加歴がない非会員の方は紹介者の氏名・当日に連絡の取れる電話番号)

参加費:3000円(大学生・大学院生2000円)

*研修受講証明書(学会キャンディテイト対象)をご希望の方はお申し出下さい。

*セッションは録画録音し、集団精神療法を心的外傷に、より有効に活用する研究に使用させていただく場合があります。発表に際しては、個人が特定されないようにいたします。あらかじめご了承ください。

*オンライングループ開催にあたってのお願い*

インターネットで行うリスクを回避することは難しいことをご了承ください。また、通常の体験グループと同様に守秘義務に留意してください。

今後の災害とメンタルヘルスに関する各種研修会の予定

・京都集団精神療法研究会 主催(相互支援委員会 協力)

「第27回災害とメンタルヘルスーグループ体験の中で考える」

日時:2024年7月14日(日)10:30〜16:45

会場:ウィングス京都〈予定〉

・日本集団精神療法学会 相互支援委員会 主催

「第11回災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ」

日時:2024年10月6日(日)〈予定〉

会場:石川県金沢市内〈予定〉

・KOBEグループ勉強会 主催(相互支援委員会 協力)

「災害とメンタルヘルスに関する集団精神療法」

日時:2024年12月1日(日)

日本集団精神療法学会相互支援委員会

委員長:安部康代

委員:高富栄、髙林健示、長友敦子、橋本明宏、針生江美、藤信子、藤澤美穂、山本創

メールアドレス sougoshien@jagp1983.com

国際委員会

国際集団精神療法・集団過程学会の組織団体協議会からオンラインイベントへのお誘いが届きました。会員ページからご覧になって下さい。